花王の「アタックNEO」と言えば、洗濯用洗剤の定番の一種ですね。
花王の「アタックNEO」がいつから発売されたのか、正確には覚えていませんが、約10年位前ではないかと思います。
そんな長年続いたロングセラーの製品「アタックNEO」シリーズの販売が終了となりました。
「アタックNEO」シリーズが販売終了になるといっても、「アタック」が全く無くなってしまうわけではなく、新シリーズへ移行するのです。
その新シリーズは「アタックZERO」になります。
洗剤には界面活性剤が使われているということは良く知られていますが、洗剤の洗浄能力を特徴付けているのが、この界面活性剤の親油性と親水性のバランスです。
界面活性剤の親油性を高めると汚れが落ちやすくなりますが、その分親水性が低下すれば、水に溶けにくくなります。
花王ではこの親油性と親水性のバランスを長年に渡り研究してきた結果、「油になじみやすく水に溶けやすい」特徴を持つ新基材「バイオ IOS」の開発に成功したのです。
花王の「アタックZERO」にはこの新開発の基材「バイオ IOS」が使われています。
「バイオ IOS」の研究にて、親油性と親水性を両立する分子構造を開発した事によって、今まで衣料用洗剤としては使いみちが無いとされてきたヤシの実の搾りカスを油脂原料として活用できることになったのです。
洗濯後の課題の一つとして「生乾き臭」がありますが、生乾き臭の原因は、洗濯後に残っているわずかな汚れです。
この洗濯後の汚れが無くなれば、生乾き臭もなくなるのです。
言ってみれば、生乾き臭が洗浄力のバロメーターになるのです。
花王の「アタックZERO」はを使った商品確認では、部屋干しでも生乾き臭が全くしないほどの高い洗浄力が確認されました。
さらに「アタックZERO」では、家庭用洗濯機の約2割が「ドラム式洗濯機」になっていることより、ドラム式専用もラインアップに加えました。
ドラム式洗濯機と従来の全自動洗濯機では何が違うの?と思いますが、ドラム式洗濯機には使用水量が少ないという特徴があります。
ドラム式洗濯機では、洗濯時の使用水量が少ない為に、汚れが衣服に再付着してしまう傾向があるのです。
「アタックZERO」のドラム式専用バージョンでは、少ない水量でも汚れが再付着しないように、洗剤の成分や配合を通常品とは代えているのです。
花王の「アタックZERO」の発売は、4月1日からの予定です。
待ち遠しいですね。
今までの洗剤では、どの洗剤を使ってもその差を体感するという事がありませんでしたが、この「アタックZERO」は、一度使ってみればその差が歴然とわかると言われていますので、発売されたら早速使ってみたいと思います。