「鈴鹿抹茶」は隠れたお茶の名産地”鈴鹿”の香り高い抹茶

鈴鹿抹茶

お茶の産地というと、静岡とか京都の宇治が有名ですが、三重県もお茶どころなのです。

三重県のお茶の生産量は全国第3位です。

お茶の中でも何種類もの生産方式がありますが、収穫前の茶葉を覆って育てる高級茶「かぶせ茶」の生産量は三重県が第1位なのです。

三重県というと「伊勢」のイメージが強いですが、鈴鹿サーキットで有名な「鈴鹿」は、実は知る人ぞ知るお茶処なのです。

高速道路で名古屋から伊勢方面又は奈良・大阪方面へ行く時、東名阪道を通りますが、その時周りの景色をよく見てみてください。

鈴鹿付近になると、茶畑に大きな扇風機が立っているのがみえます。

この扇風機は、お茶葉に霜がつくのを防ぐための扇風機なのですよ。

お茶畑に馴染みが無い方には、珍しい風景だと思います。

鈴鹿山麓で生産されたかぶせ茶の1番茶のみをてん茶炉で、てん茶加工して茶臼で挽いて「鈴鹿抹茶」になります。

鈴鹿抹茶は、色が美しく焼いても色が変わらないと評判で、旨味・甘み・香りの絶妙なバランスがとれている抹茶です。

鈴鹿抹茶の定番は「鈴峰の誉(れいほうのほまれ)」ですが、3月に「深景緑(みかげみどり)」、「風雪香(ふうせつか)」が発売されましたので、更に鈴鹿茶の人気が高まりそうですね。