歳をとっても、いつまでも自分の足で歩きたいですね。
一生自分の足で歩けるようにするには、筋力をアップする必要がありますね。
筋力を維持するにはどんどんと筋肉を動かさないといけませんが、歳をとってくると体を動かすのが億劫になりますね。
そうすると、筋力はどんどんと衰えてしまいます。
この筋肉の衰えをカバーするには、意識して筋肉を動かすことが必要です。
今回は、姿勢を美しくすることにもなるお尻の筋肉についてのお話です。
お尻の筋肉が緩んでくると、姿勢が悪くなりスタイルも悪くなってしまいます。
お尻の筋肉が緩んでくると、スタイル・姿勢が悪くなるだけでなく、歩く時に膝や股関節に負担がかかるようになります。
歩く時に膝や股関節に大きな負担がかかるといことは、ロコモ予防にとっても良くありません。
ロコモ予防の観点からも、お尻の筋肉を鍛えることはとても大切です。
お尻の筋肉のなかでも、「中殿筋」という筋肉を鍛えるのがロコモ予防には効果的です。
お尻の筋肉を鍛える体操
中殿筋は、お尻の外側部分を形成している筋肉です。
それではこの中殿筋を鍛える簡単な方法を紹介します。
家庭でもできる簡単な方法です。
1.まずは、横向きに寝ます。
2.そして、上側になった足を股関節を軸にして天井に向かって45度くらいまで持ち上げます。
この時の注意点として、膝が曲がらないように気を付けましょう。
最初は無理のない程度でいいですよ。
3.息を吸いながら元の位置に戻します。
4.2と3を20~30回繰り返します。
5.反対側の足も同様に20~30回繰り返します。
どうですか。
これだけでもお尻の筋肉が熱くなる感じがしてくると思います。
中殿筋が弱っているかどうかは、片足立ちをしてみればわかります。
片足立ちで最低限10秒はキープできないと中殿筋が弱っていますので、この体操を続けてみてください。
ロコモとは?
ロコモというのは、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の通称です。
骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。
エレベーターや車を使う便利な現代社会において、人類は足腰を使う機会が少なくなっていますので、全世代の方々に注意が必要です。