学校を卒業して就職しようとするとき、その時の景気状況によって、スムーズに就職できるか、それとも難しいかというのは変わってきます。
失業率が高くて、求人が少ない状況のときは、就職が難しくなりますね。
希望の会社、職業に就職できない人が大勢いたとしても、常時人手が足りない仕事もあります。
就職の倍率が高くて、なかなか就職できない仕事もあります。
職業には貴賤はない筈ですが、楽な仕事で待遇の良い会社というのは人気で、就職の競争倍率も高いのですが、一方では、3Kと言われる仕事の応募者は少なくなっています。
こういった3K職場では、常時人手を募集していますので、就職出来ないという事はありません。
会社を選ぶ時、「人の役にたつ仕事がしたい」と考えると思いますが、どの仕事であっても、社会の役に立っているという点では同じです。
こう考えることができれば、どこの会社に入ったとしても、「社会の役に立つ仕事をしている」という気持ちになれます。
逆に運良く就職できて念願の会社に入ったとしても、気持ちの持ち方で、社会の犠牲となって仕事をさせられているという気持ちになるとモチベーションも低下します。
社会の役に立つ仕事をしているのだという気持ちを持つことが出来て、仕事へのやる気、モチベーションも高まってくるものです。
困っている人の役に立つ仕事として多くの人がイメージする福祉の仕事は、長く続けることが難しいというネックがあるようです。
原因としては、待遇の悪さ、きつい肉体労働であることなどがあります。
役に立つ仕事をしたいという気持ちだけでは継続は困難となる側面もあるのです。
役に立つ仕事をしたいという志は尊いものですが、解釈の仕方によっては、どんな仕事であれ誰かの役に立つ仕事です。
詐欺師とか顧客を食い物にするような仕事でなければ、たいていの仕事は人のニーズを満たすために存在する、役に立つものです。
社会的に役に立つ仕事をしているんだという気概を持って働くことによって、やる気を向上させることができます。